夢の看護師になったけど配属先がまさかの手術室!?実習でもほとんど行ったことがないのに、何を勉強すればいいのかわからない!
実は私も新規採用時に手術室への配属になったのは予想外すぎて、、、。希望病棟に手術室の「し」の字も書いていないのになぜ?と驚きを隠せませんでした。当時の私は何を勉強して出勤すればいいのか知る由もなくただただ不安な日々を過ごしていました。
今回は、当時の私(これから手術室看護師として勤務される皆様)に伝えたい
配属が決まってから手術室での勤務までに【これだけ勉強しておけば何とかなる】リストをお伝えします。
人体構造・解剖
大学や専門学校でも学んだかと思いますが、復習してみてください。手術では患者さんの身体の臓器・筋肉・皮膚を切除したり縫合します。
臓器を切除すると言っても、その臓器に達するまでに皮膚を切開して、筋肉を切開して、臓器につながる血管を出血しないように糸でくくって・・・何十もの手順を経て執り行われているのです。その直接的介助をするのが手術室の器械出し看護師です。
外科医師の思考を汲み取り、次に必要になりそうな物品を予測して手元に準備できるような看護師だと、手術にかかる余計な時間を削減でき結果的に患者さんの安楽につなげることができます。
身体の中がどんな構造になっているのか理解できていることは、器械出し看護師にとっての大きな強みなのです。
最初から全ての血管の名前や細かい神経走行を覚えるのは至難の業だと思います。まずはお腹の臓器に達するまでに皮膚の下はどんな構造になっているのか・・・、皮膚があって脂肪組織が出てきて、それから筋肉を越えて腹膜があり、やっと臓器がある。そういった基本的なことからコツコツと理解をしていってみてください。
全身麻酔について
おそらく大学や専門学校では、全身麻酔についてほとんど勉強されてこなかったのではないでしょうか?患者さんが苦痛なく手術を受けられるために必要不可欠で手術室看護師として働く上で切ってもきれないものです。
①麻酔に必要な薬剤について
- 鎮痛剤・・・痛みを取り除く薬。痛みがあると血圧上昇や脈拍の上昇が起こります。
- 鎮静剤・・・意識を消失させる薬。
- 筋弛緩薬・・・筋肉を緩める薬。筋肉の反射的な動きや反射を抑制し、安全な手術操作を進めるため。
この3つは手術を遂行するために必要な、麻酔の基本的な3要素です。配属先の手術室では、それぞれに何の薬が使われているか知っておきましょう。
②全身麻酔時の介助・看護技術
気管挿管
鼻や口から専用のチューブを気管へ挿入することを気管挿管と言います。そのチューブに呼吸器を取り付けることで換気の補助を行います。全身麻酔中は鎮静・筋弛緩薬の作用によって無呼吸状態の患者さんの呼吸維持のために気管挿管が行われます。
多くの病院手術室では、麻酔科医師の挿管の介助を手術室看護師が行なっているのではないでしょうか。医師がスムースに気管挿管できるために、看護師の介助はとても重要です。
膀胱留置カテーテルの挿入
術中の尿量把握のために膀胱留置カテーテルを挿入します。全身麻酔時にはほぼ必須で挿入します。本来無菌である膀胱内にカテーテルを留置する侵襲的な行為であり、清潔操作が求められます。
末梢静脈カテーテルの挿入
必要な薬剤を投与するために、末梢静脈カテーテルを刺入します。いわゆる点滴で、麻酔開始の準備段階です。末梢静脈カテーテルが挿入できないと、(特殊な場合を除き)麻酔薬の投与ができず手術が始められません。
現場で焦らないためにも、手技と血管の走行や付近を通る神経の分布を理解しておくことが大切です。
まとめ
いかがでしたか?病棟に配属される場合とは、就職準備も違ってくると思います。私は就職当時、手術室を希望していませんでしたので、配属先を聞いて本当に動揺したのを覚えています。
希望して手術室看護師になる方も、不意に手術室看護師になる方も、この記事を見て少しでも勤務開始までの準備の手助けになればいいなと思います。皆さまのご活躍をお祈りしています。


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