こんにちは。私は新卒からオペ看で、「どうしても病棟で働きたい!患者さんの入院生活に寄り添った看護がしたい」という夢があり、7年目にして初めて病棟に異動しました。
当時は、2歳児の育児中ということもあり「慣れ親しんだ場所で働き続ける方がいいのでは?」「もう少し育児が落ち着いてからにしようか」などと悩むこともありましたが、小さい頃からの夢の病棟看護師になりたい!という一心で初めての病棟勤務を決意しました。
夢の病棟看護師になった私ですが、最初の数ヶ月は思うように動けず悶々としていました。今回は、手術室から病棟に異動して辛かったことを挙げてみようと思います。
「辛かった」けど、辛い時期を経て夢を叶えて、生き生き働くことができています。異動に悩まれているかた、なかなか踏み出せない方の背中を押すことができたら嬉しいです。
辛かったこと
点滴がとれない
私がいた手術室では点滴の留置を麻酔科医師が行うことが多く、何万回と手技は見ているけど実際には数回しか留置したことがない・・・というのが現実でした。
事前に手技や神経走行など勉強していても、「思った場所に血管がない!」「浮腫んでいて何も見えない!」「血管が脆くて漏れてしまう」「貫通してしまう」などなど、思ったようにいかない日々でした。
最初の数ヶ月は、できない自分に情けなくなる気持ちと、患者さんに痛い思いをさせてしまって申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
勤務時間内に業務を終わらせる難しさ
育休復帰後、最初の1年は手術室に復帰しました。手術室では、自分の担当の手術が終わっていなくても夜勤者が交代に来てくれるため、基本的に定時上がりができる環境でした。
病棟では、ペアまたは一人で十数人の患者さんを受け持ち、それぞれの検査や点滴・ケアなどを実施していく必要があります。日勤帯で急変があったり、ケアに思った以上の時間がかかってしまったりとイレギュラーな出来事で業務がおしてしまうことが多々あります。
しかし、終わらないからといって全て夜勤者にお願いするというわけにはいきません。夜勤者も夕食の配膳や夜間の点滴準備、明日の検査や手術に向けた準備などやるべきことがあるからです。
保育園のお迎え時間が迫る中、業務を安全に正確にこなすというプレッシャーや、どうしても終わらなかった時にペアや夜勤者に負担をお願いしなければならない申し訳なさがありました。
看取り
手術室では出会うことのなかったお看取り。「できる限りの看護ができた」「患者さんと家族にとって、望まれた最期に近づけた」など、思うことはできても、やはり人の「死」に直面するのは辛く寂しい、悲しいことです。
私のいた病棟は、数ヶ月以上入院される方が多く関係構築も出来上がっていたので、一層悲しみを感じていました。
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「辛さ」のその後
点滴がとれない→経験あるのみ!
最初の数ヶ月は点滴が上手にできなかった私ですが、後輩や先輩の腕をお借りしてたくさん練習しました。昼休憩には駆血帯で自分の腕を縛って血管の走行を眺めました(笑)
同時に実践も並行して行い、たくさんの血管に挑戦させていただきました。その結果、「こういう血管だと、教科書より浅めに刺入する」「この弾力なら深めにしたほうが良さそう」など、知識だけでは考えられなかった思考ができるようになり、そのうち点滴もとれるようになってきて苦手意識がどんどんなくなりました。
今まで経験がないからできないと苦手にしてしまわず、最初は上手くないのは当たり前だから、正しい知識のもとで経験を積んでいくことが大切だということを学びました。
勤務時間内で業務を終わらせる難しさ→タイムマネジメント力・判断力向上
病棟に異動して大きく変わったのは、時間と優先順位の考え方です。分単位でその日の予定を組み立てて、優先順位をつけてプランを立てていくことで、患者さんの満足度も上がるし効率的に仕事もできます。
優先順位を考えて動くことができるようになることで、自ずと次にやるべきこと・今はできない理由がはっきりとしてきて無駄な動きがなくなります。例えイレギュラーなことが起こっても、そのイレギュラーな事態も含めて優先順位を洗い出せば、とるべき行動が見えてきます。
日々の積み重ねで思考回路や判断力は養われ、より洗練された動きへと繋がっていると実感しています。
看取り→考えが豊かになった
看取りはいまだに辛いです。でも、辛い・悲しい・寂しいだけを感じているのではありません。
「在宅で最期を迎えたい人のために、どんなサポートを紹介できるか」
「患者さんと家族が少しでも後悔無く、最期を迎えられるために何をできるだろうか」
「何か他にできたことがあるだろうか」
「もしまた同じ状況の患者さんや家族に出会ったら、こういうことを伝えたい」など、今まで考えたことがなかったことをたくさん考えるようになりました。
同時に、自分の人生についても「今を大切にできているか?」「自分は何をするのが幸せなのか?」「今日を大事に生きられたか」と考えられるようになりました。
上手く言葉で表せられないけど「考えが豊かになった」と思っています。
まとめ
手術室から病棟に異動して辛かったことを挙げてみました。辛かったけど、乗り越えた分強く・しなやかになったと感じています。この記事が、異動しようか悩んでいる方の心を軽くし、背中を押すことができたらいいなと思います。


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